生理中・前後の肌荒れの原因と対策！肌荒れがひどい人の実体験も

この美肌ホルモンは名前の通り、美をつかさどるホルモンです。女性らしい体のラインを維持したり、心と体を健康に保ったりする役割をしています。排卵期にピークを迎え生理前は減少していくため、それと同時に肌を守っている機能も低下してしまい肌荒れの原因となってしまいます。

美肌ホルモンの減退が始まると、入れ替わるように黄体ホルモン（プロゲステロン）の活動が活発になります。この入れ替わるタイミングで妊娠していたら黄体ホルモン（プロゲステロン）は増加していきますが、妊娠していなければ減退が進んでいきます。

この黄体ホルモンは妊娠を持続させるホルモンであると共に、皮脂の分泌を促進させる働きをしています。エストロゲンが少なくなっているときに、黄体ホルモンによる皮脂の分泌量が増えることが肌荒れにつながっていくのです。

決まった生理周期で生理が始まる人もいれば、2か月に1回きたり生理が終わって2週間しかたっていないのに生理が始まったりと「生理不順」に悩む人も多いですよね。生理不順の多くは美肌ホルモンと黄体ホルモンの分泌バランスがよく働いていないことが原因です。

このホルモンバランスはストレスや辛いダイエットなど、生活習慣による影響が大きいと言われています。ひどい人だと生理不順が原因で妊娠しにくくなったり、無月経だと排卵が止まって早期閉経を及ぼしたりすることも。生理不順にならないために、生活習慣を見直してみることも大事です。（※2）

（生理不順については以下の記事も参考にしてみてください）

黄体ホルモンによる肌荒れへの影響が多いのはもちろんですが、日頃の生活習慣にも原因は潜んでいます。脂っぽいものの食べすぎや野菜不足などには気をつけましょう。生活習慣の乱れが生理不順の原因にもつながるため、普段の食生活を気を付けたり、良質な睡眠を心がけたりすることはとても大切です。

PMSによる便秘も肌荒れに大きな影響を与えます。ホルモンの活動により腸の運動も鈍くなり、便がたまりやすくなります。さらに黄体ホルモンには大腸内の水分を蓄える作用もあり、便が固くなり便秘へつながってしまうことも。この黄体ホルモンが引き起こす便秘により、老廃物が外へ排出されないことで肌荒れにも影響を与えます。

便秘予防のためには食物繊維を取り、善玉菌を含むヨーグルトを食べるなどして肌荒れ対策をするように心がけましょう。

ひどい肌荒れの時には外出するのも気が引けてしまいますよね。そんなときは肌荒れにあったメイクをしてみましょう。大事なのは基礎化粧品の成分やメイクの仕方です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

やってはいけない洗顔は肌を強く手でこする「ゴシゴシ洗顔」。肌はとてもデリケートなものなので強くこすらず、洗顔料できめ細かい泡を作り、汚れを包むようにします。皮脂の多いTゾーンはたくさんの泡をなじませてください。大事なのは手で直接こすらないこと。すすぎは水で流すことで、肌を引き締める効果が期待できます。