高温期が短いと妊娠しにくい！短い人の特徴・原因と改善法！体験談も！

目安として、高温期が10日間続かない場合は、自分は高温期が短いのだと認識してよいかもしれません。高温期が10日間以下の短い状態をそのまま放っておくと、なかなか妊娠出来ず、何周期もの時間がかかる可能性もあります。

また、風邪や体調不良でもないのに、高温期中に体温が低温期並みに下がる場合も要注意です。一度であれば大して問題ではありませんが、体温の降下を何度も繰り返し、基礎体温表のグラフが大きく波打つように折れ線状態になっている場合は望ましい高温期ではありません。このような場合は基礎体温表をもって不妊治療を行っている病院に行くことをおすすめします。

生理予定日を越え、高温期が続いている場合は妊娠しているかもしれません。もしくは、不妊治療などでのホルモン剤の影響で高温期が持続している場合もあります。高温期の持続がどちらの影響によるものなのか確認するために、普段より高温期が長く続く場合は妊娠検査薬などで検査しましょう。

(高温期については以下の記事も参考にしてみてください)

高温期が短く10日間続かない場合、どのような原因があるのか気になりますよね。ここでは高温期が短い場合の代表的な原因についてご紹介します。高温期が10日間以下の方はご自身に当てはめてみてください。

低温期から高温期へ変わる際に、体温がカクンと下がるタイミングがあります。このタイミングが排卵日の目安とされており、妊娠の可能性が高まる時です。通常、低温期から高温期への変化は0.3℃～0.5℃程上昇します。しかし排卵がない場合だと、低温期から高温期への移り変わりが曖昧であったり、高温期が10日間より短かったり、ガタガタした不安定な体温になってしまいます。

長期間生理が来なかったり、1年に何度も無排卵が疑われるような場合は、病院で排卵誘発剤を投与してもらうなどの治療が必要になります。早めの治療が早期改善に繋がりますので、ご自身が無排卵の可能性があるのであればぜひ、医師に相談しましょう。

(無排卵については以下の記事も参考にしてみてください)

高温期には黄体ホルモンと呼ばれるホルモンが盛んに分泌されます。このホルモンは体温を上昇させる機能を持っており、高温期中に重要な役目を果たすホルモンです。黄体ホルモンが不足していると体温がうまく上がらず、高温期が短い原因となります。黄体ホルモンが正常に機能していない場合を「黄体機能不全」と言い、視床下部、下垂体系の異常により、卵胞刺激ホルモン（FSH）、黄体ホルモン（LH）の分泌不足、プロラクチン（PRL）の分泌異常が疑われます。原因には以下のようなものがあります。

●高プロラクチン血症
●甲状腺機能低下症
●過度なダイエットによる生殖機能の低下

高プロラクチン血症や甲状腺機能低下症の場合は、ホルモン値の異常によるものですが、正しく服薬すればホルモン値をコントロールする事が出来ます。どちらも自覚症状を感じる事がほとんどない疾患なので、病院で血液検査をした際に判明することがほとんどです。