高温期が短いと妊娠しにくい!短い人の特徴・原因と改善法!体験談も!

【医師監修】基礎体温を測っていると「なんだか高温期が短い」「高温期中の体温がガタガタで不安定」などの不安を感じた事はありませんか?高温期が10日間より短い場合は体が妊娠しづらい状態になっているかもしれません。今回は高温期が短くなってしまう原因と改善法についてご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 高温期が短いと妊娠しにくい?
  2. どの程度の日数だと高温期が短いと言うのか
  3. 高温期が短い原因
  4. 高温期が短い場合の改善法
  5. 漢方薬で短い高温期を改善
  6. 短い高温期は今すぐ改善しましょう

カズヤ先生

産婦人科医 

高プロラクチン血症や甲状腺疾患では、それ以外にも様々な症状が出ます。なので高温期加えて体調が思わしくない場合には、先ず医師に怖がらずに相談してみましょう。

ストレスによる影響

ストレスによって自立神経が乱れると、ホルモンバランスが悪くなり、高温期が短くなる原因のひとつとになるおそれがあります。自立神経はホルモンの分泌を促す大事な神経なので、自立神経が正常に働かないと黄体ホルモンが不足し、短い高温期の起因となってしまいます。

家事や育児の疲労や睡眠不足などの肉体的ストレスはもちろん、なかなか妊娠出来ない事への悲しさ、仕事や人間関係などからくる心の疲れなどもストレスの原因になっているかもしれません。

(高温期が短い原因については以下の記事も参考にしてみてください)

基礎体温がガタガタ…!原因や改善する方法は?ガタガタでも妊娠できる? | AKANBO[あかんぼ]

高温期が短い場合の改善法

上記では高温期が短い場合の原因についてご説明しました。疾患による原因などもあり、薬での治療が必要な場合もあります。しかし、出来ることなら自力で改善したいですよね。ここではどのようにすれば短い高温期を改善できるのか、身近で比較的取り組みやすい改善法をご紹介します。

ストレスの発散を心がける

日々慌ただしく生きる現代女性の中には、ストレスを溜め込みやすい方や、発散することが苦手な方もいらっしゃると思います。ですが、適度に休息を取り、時には妊活や不妊治療を頭から離れる事もストレス改善の近道となります。また、寝不足は体の不調を招くとと共に自律神経の乱れともなるので、妊娠を目指すのであれば睡眠不足には注意しましょう。

体を温める

冷え性は女性によくみられる症状ですが、体が冷えていると全体的に見ても基礎体温が低い傾向にあります。基礎体温が低いと風邪を引きやすかったり、体調不良を繰り返す原因にもなります。妊娠を目指すのであれば冷え性は改善すべきです。

妊活中はお腹周りの冷えに注意して、適度な運動をしたり、腹巻をつけたり、温かい飲み物を飲んだり、体の中と外の両方から温める事を意識しましょう。運動が苦手な方は半身浴がおすすめです。下半身をじっくり温め、リフレッシュ効果もあるのでストレス発散にもなり一石二鳥です。

食生活を見直す

毎日の食事も理想的な高温期を作り出すための大切な一つです。栄養素の偏りや、冷たいものばかりの食事、アルコールの過剰摂取は、体に優しい食事とは言えません。一汁三菜を心がけ、一日三食しっかり食べましょう。食生活の乱れを整えると、ホルモンバランスの安定にも繋がります。

妊活中は体を温める効果のある根菜類を積極的に摂ったり、「子宝ビタミン」ともいわれるビタミンEを含むアーモンドなどを食べると良いでしょう。ビタミンEは抗酸化作用や自立神経のバランスを整える作用があります。短い高温期を改善するのはもちろんですが、妊娠を望む方にとっては大切な栄養素の一つです。

(妊活中の生活習慣の改善については以下の記事も参考にしてみてください)

生理不順を改善する方法まとめ!食生活や運動!ツボなども! | AKANBO[あかんぼ]