子作りの最適な頻度とは?一般的なセックスの回数や妊娠確率は?

【医師監修】妊活の基本とも言えるセックス。子作り目的となるとわからないことばかりで周りにも聞きにくいですよね。どれくらいの頻度で、どのタイミングで子作りすれば、妊娠の確率が高くなるのでしょうか。妊娠確率、子作りのための理想的なセックスの頻度と回数についてご紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 子作りにおいて重要なのは?頻度は?
  2. 子作りに必要不可欠な精子と卵子
  3. 子作りのカギは精子と卵子の質
  4. 子作りにおいてタイミングは最重要
  5. 子作りのためのセックスと頻度
  6. 子作りの成功とメンタルの意外な関係
  7. 子作りは二人三脚

子作りにおいて重要なのは?頻度は?

妊活中は色んな噂に耳を傾け、子作りに効果あると聞くと実行してみますよね。子作りにおいて重要なものは何か、夫婦生活でのセックスの頻度・回数はどのくらい必要なのでしょうか。気になる妊活についての情報をご紹介していきます。

子作りに必要不可欠な精子と卵子

子作りにおいて必要なものは、精子と卵子。それぞれに決まった寿命や数があります。どのタイミングでも体の中に万全な状態で常備されているわけではありません。精子と卵子の寿命や数はどのくらいなのでしょうか。

精子の数や寿命はどれくらい?

1回の射精で出される精子の数は、およそ1億~3億です。年齢や生活習慣などが原因で減少することがわかっています。加齢や不健康な生活習慣は精子数の減少だけでなく、精子の運動量にも影響するそうです。

女性の体内に射精された精子は、卵子と出会う卵管膨大部までたどり着くのに数100個まで減少します。精子の運動量が低ければ、その数はさらに減るでしょう。

精子の寿命は大体2~3日。その期間内に卵管膨大部へたどり着くだけの運動量がない精子は、卵子に出会う前に寿命を迎えることになります。

カズヤ先生

産婦人科医

精子の性質を精査するためには、精子の量だけでなく、精子濃度、運動精子濃度、奇形率、などを測定し 総合的に評価していきます。 乏精子症などの所見があれば、必要であれば男性側の治療も行っていきます。

一生分の卵子の数は決まっている!寿命はどれくらい?

初潮から閉経までの間に、実際に排卵される卵子の数は約400〜500個です。排卵された卵子の寿命は、精子より短い約12時間〜36時間だと言われています。実際にベストな受精可能な時間は、排卵されてから約6〜8時間ほど。その間に精子と出会わなければその卵子は劣化し、妊娠に至らず寿命を迎えることになります(※1)。

(妊娠のメカニズムなどについては、以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠の流れを図解!排卵から受精、着床、妊娠までの各日数は?

子作りのカギは精子と卵子の質

精子と卵子の寿命や数はあなたの生活習慣と深い関係があります。精子、卵子ともに寿命は短く、タイミングが合わなければ妊娠に至りません。では寿命を少しでも伸ばすことは可能なのでしょうか。それには精子と卵子の質を上げて、受精能力を高めることが大切です。

質の良い精子を作るために出来ることは?